貴船神社にはどんな御利益が?
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社伝によると、奥宮には「闇龗神(くらおかみのかみ)」と「玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)」も祀られているとされています。
貴船は「気生根」とも書かれるように「気が生まれる場所」「気配が満ちた場所」とされています。
事実、京都を流れる鴨川の源流であり、京都へと水を供給してきました。
そんな水に縁が深い貴船ですが、伝説によると玉依姫命が「黄色い船」に乗ってやってきて、奥宮の地に水神を祀ったのが創建とも伝わっていそうです。
「黄色い船」でやってこられたから「貴船」という地名になったとも伝わっています。
その黄色い船はこのように人の目に触れぬよう石で包まれていたとされています。結社には「天乃磐船」という船形石があります。
貴船神社の参拝方法 縁結びの御利益を最大限に高める方法
すべての神社に当てはまるわけではありませんが、神社をお参りする際には、作法や手順を守ることも大事です。
貴船神社では本宮、奥宮、結社の3つのお社を必ず参拝しましょう。
「三社詣」と呼ばれており、その順序は次のとおりです。
本宮をお参りする
本宮はバス停から一番近い社です。
バス停から歩いていくと、この大きな鳥居が目に入るはずです。
マイカーでお越しの方は、ここを50mほど過ぎたところに駐車場があります。
ただし10台ほどしか駐車できないので、ご注意ください。
休日の11時頃の写真ですが、多くの方が参拝にいらしています。
境内はすでに参拝するために本殿への行列ができていました。
100人以上おられたような気がします。
本殿正面でお参りしない方や社務所へ行かれる方は、並ぶ必要はありません。
本殿正面で「お鈴」をならさない方は、こちらから参拝できます。
ちなみに、どちらから参拝してもお参りのご利益は変わらないそうです。
このように縁結びで人気の貴船神社ですが、おすすめは「縁結びのご祈祷」です。
これ以上混雑すると困るので、あまり多くの方には教えたくないのですが、非常におすすめです。
申込みは社務所の右側に専用の窓口がありますが、電話で事前予約ができます。
貴船神社電話番号:075-741-2016
(受付時間 9:00~16:30)
この日は誰もいない本殿で私たちだけのために、ご祈祷していただきました。
これから良縁がいただけるという、とても清々しい気持ちになれました。
このあと改めてご祈祷いただいた「えんむすびのお守り・結び文など」が授与されます。
縁結びお守り、あぶらとり紙、ご神水石鹸、梅昆布茶が入ってました。
(結び文は結社に結んできました)
ご祈祷は 9:00から15:30までですが、祭礼のある日は時間が変わります。
私が参拝した日も祭礼があり、初回が12:00からでした。
ご祈祷の予約をすると、本宮前の駐車場を確保してくれるので安心してマイカーで参拝できます。
さらに駐車場料金も無料です。
お参りが終わったら、本殿前の「ご神水」で水占ができます。
いただいた紙を水に浸すと、文字が浮き上がってきます。
この「ご神水」は貴船山から湧き出ている天然水で、飲むこともできます。
汲んで持って帰る方もいらっしゃいます。
貴船神社でも持ち帰り用ボトルを販売されていますが、できれば持参しましょう。
理由はお察しください(笑)
結社へもお参りされる方は、本宮でにて「結び文」をいただきましょう。
結社にも用意されるようになりましたが、なくなってしまっていると本宮まで戻ってこなければなりません。
ちなみに「ご祈祷」を受けられて方は「お下がり」のなかに「結び文」が入っています。
ご祈祷を終えて本宮を出る頃(12:30)には、神社の北門まで参拝待ちの行列が伸びていました。
月次祭の日に参拝すると、願いをよく聞いていただけるといわれています。
正門とは反対側の北門から出て奥社へ向かいます。
貴船神社の奥宮をお参りする 本宮から結社まで 本宮から奥宮まで
貴船神社の奥宮は文字どおり、貴船神社で最も奥にある神社です。
本宮から奥宮までは約15分かかります。
(本宮 8分 結社 5分 奥宮)
貴船川沿いのこの道は、三社詣の道ということから「恋の道」とも呼ばれているそうです。
途中の結社は通り過ぎて奥宮を目指します。
途中にある結社から徒歩5分で奥社に到着します。
楼門の左側に「手水所」があります。
とても小さいので見落としやすいですが、こちらで身を清めましょう。
奥宮の境内は意外と広く、狛犬や神楽殿もあります。
奥宮の本殿は神楽殿の裏にあります。
奥宮の御朱印は「本宮」社務所でいただけます。
奥宮の右手には「奥宮前駐車場」がありますが、わずか15台収容の小さな駐車場なので、当然すぐに「満車」となります。
ここから先は山道となり、もう駐車場はありません。
貴船へのマイカーをおすすめしないのは、駐車場がない、道が狭いという理由にほかなりません。
結社(ゆいのやしろ)をお参りする
貴船最強の縁結びパワースポット「結社」は本宮と奥宮のほぼ中間にあります。
そのため中宮とも呼ばれています。
奥宮から戻ってくると徒歩5分、本宮からは徒歩8分の距離です。
結社は2018年の台風21号で御神木の大杉が倒木し本殿を直撃し全壊してしまいました。
しばらくは参拝できませんでしたが、新しいお社が建ち、今ではこのように参拝できます。
結社の境内に入ると、意外と広いことに驚きます。
お社の右側に和泉式部の歌碑(石碑)があります。
結社に祀られているのは「磐長姫命」で美人神で有名な「木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)」の姉です。
日向に降臨した天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)より木花之佐久夜毘売が求婚された際に、父神の大山津見神(オオヤマヅミノカミ)は姉の磐長姫命も差し出しましたが、容姿が悪かったので帰されてしまいました。
この出来事から磐長姫命は、容姿の悪い方にも良縁が訪れるようにと、貴船の地にとどまって良縁を授けられていると言われています。
また磐長姫命は、岩の神様で岩のような永遠の命を授けるとされてましたが、それを拒否したため瓊瓊杵尊の子孫(=天皇)の寿命は、姉の木の花のように美しいが短命(永遠ではない)となったそうです。ちなみに木花之佐久夜毘売の「木花」とは桜の花のことです。
どのような境遇においても力強く生きる力を授ける女神 磐長姫命にどうぞ良縁を祈願してください。
貴船神社が「恋を祈る神社」として知られるようになったのは、この和泉式部によるものとされています。
平安時代の宮廷の女流歌人として名高い和泉式部が、夫の心変わりに悩んだ末に貴船神社に参詣し、夫との復縁を祈願したところ、願いが叶えられたという話に始まるそうです。
その時の和歌がこちら。
「物おもへば 沢の蛍も我が身より あくがれいづる 魂かとぞみる」と刻まれています。
石碑の前には、「結び処」があります。
こちらに「結び文」を結んで良縁祈願しましょう。
結び文が緑色なのは、昔は木の葉に願い事を書いて結び文にした名残です。
これまでは本宮にしか「結び文」は用意されていませんでしたが、最近では結社でも用意されているようです。
和泉式部の絵馬は、結社には用意されていませんので、本宮の社務所でいただきましょう。
貴船神社の御朱印はどこでいただける?
貴船神社の御朱印は本宮と奥宮の二種類があります。
しかし奥宮は無人で授与所がないため、どちらも本宮の授与所で申し込むこととなります。
本宮の御朱印は直接御朱印帳に書いていただけますが、奥宮の御朱印については「紙」(別紙でいただいて自分で御朱印帳に貼るタイプ)での授与となります。
授与所の窓口で申し込むのですが、休日などはあまりに申し込む方が多いので、いったん申し込んで指定された時間に(15分後とか20分後)受け取るという方法です。
- 御朱印を申し込み御朱印帳を預ける
- 番号札をもらい指定された時間まで待つ
- 指定された時間に番号札と引き換えに御朱印をいただく
たしかにお守りを授かる方も多いのですが、最近は御朱印人気のため、授与所にも行列ができています。
私はご祈祷を申し込んだので、並ばずに御朱印をいただけました。
貴船神社のライトアップも魅力的です
貴船神社では夏と冬にライトアップがあります。
京都新聞に7月2日の様子が記事になっていたので、おそらく夏のライトアップは7月から始まっているのではないでしょうか。
貴船神社は水の神様のため、七夕ともゆかりが深いことから、このようなイベントが開催されています。
境内には30鉢もの笹が用意されていて、色とりどりの短冊に願いが書かれ笹の葉に結び付けられています。(短冊は100円)
ライトアップ期間:7月上旬~8月15日
ライトアップ時間:夕暮れ~午後8時まで。
また冬にもライトアップが行われていますが、こちらは不定期のようで積雪の日限定。
貴船は気温も低く、京都市内と比べて雪が多い地域です。
とはいうものの、積雪日は年に数回程度しかありません。ライトアップ開催の有無は貴船神社のホームページで確認できます。
雪が降ったら、貴船神社のことを思い出してください。
貴船神社の縁結び口コミ・経験談

恋人がほしい!とお願いに行きました。
以前お付き合いしていた彼と別れてから、二年半以上彼氏ができなくて悩んでいました。別れてから中々前に進めずに、良いなと思う方との出会いもありませんでした。
そんなとき、たまたま友達と京都旅行が弾丸で決まり、どこに行こうか探していたところ、貴船神社が縁結びで有名とのことでしたので行ってみることにしました。
四月の半ばに一泊二日の旅行で、二日目にバスに乗って行ってみました。外観から、真っ赤な大きな鳥居と階段の両脇に並ぶ春日灯籠の迫力が素晴らしかったです。
無事、参拝を終え、貴船神社の水おみくじもやってきました。結果は吉でした。
すると旅行から帰ってきた、一週間後くらいに、友達から紹介したい人がいると言われました。共通の趣味がある男性がいるとのことでしたが、実はあまり乗り気ではなかったのですが、一度会って連絡先を交換しました。
その後、共通の趣味もあったおかげか、どんどん仲良くなり、三回目のデートで彼から告白され付き合うことになりました。
参拝で「恋人ができますように」とお願いしたので、まさかこんなすぐに良いご縁に結ばれるとは思ってもいなかったですが、本当に驚きました。そしてとても嬉しかったです。
また、京都に行く機会があれば、良いご縁に恵まれましたとお礼を言いに行きたいと思っております。
25歳 女性
貴船神社の縁結びワンポイントアドバイス
貴船神社での縁結び祈願というと「結社詣り」が有名ですが、実は良縁成就のためには正式な参拝順があります。
それは「三社詣」と呼ばれるもので、結社だけお詣りするのではなく、「本宮」→「奥宮」そして最後に→「結社」となります。
この結社で「結び文」に願い事を書き「結び処」へ結んで祈願します。昔は草の葉を結んで祈願していたそうで、周囲の草がなくなってしまったそうです。
「結び文」は本宮と結社に用意されていますが、できれば本宮参拝の際に忘れずに授かりましょう。
叡山電鉄貴船口駅から貴船神社までは約2km、徒歩の場合約30分くらいかかります。
京都駅からだと地下鉄が一番便利です。国際会館駅まで地下鉄で行き、京都バス52番で貴船口まで行きます。その後京都バス33に乗り換え貴船駅で降り徒歩5分で貴船神社です。それでも京都駅から1時間弱ほどかかります。
アクセスがしにくい場所だからこそ、神聖な雰囲気が味わえる神社です。
貴船神社付近には駐車場はほとんどなく、付近の道路は車の離合ができないくらい狭い箇所もあります。また、いったん渋滞が起こると身動きがとれなくなるので、公共交通機関の利用をおすすめします。
(700mほどの区間を2時間以上かかったこともあります)
お手洗いは三社とも境内にはないので、本宮前駐車場(本宮の真下)にあるお手洗いを利用しましょう。奥宮付近にもありますが、こちらのほうがキレイです。
駐車場の心配がないだけでもゆったりとお参りできますよ。ただし1月2月は積雪や路面凍結にもご注意を。
京都市内中心部なら滅多に積雪の心配はありませんが、貴船は冬も市内中心部より気温が低いです。
ノーマルタイヤは厳禁です。
ただ積雪の日には、貴船神社ではライトアップがあります。
不特定開催なので、詳しくは貴船神社公式ホームページで確認してください。
ここを訪れて復縁が叶った、片思いの彼と付き合うことができたという口コミが絶えません。
しかし、注意しなければいけない点が、恋人同士で貴船神社を訪れる際は要注意です。二人で一緒に鳥居をくぐってしまうと、関係のバランスが崩れてしまうともいわれているので気を付けましょう。
神様が嫉妬してしまうといわれています。なので、恋人と一緒に訪れる際は、鳥居をくぐるタイミングを少しずらして神域に入るようにした方が良いとのことです。
また、絵馬の発祥地とも言われている貴船神社では是非絵馬をかくことをおすすめします。
水におみくじを浮かべて占う「水占い」も有名ですので是非占ってみてください。
貴船神社の基本情報
貴船神社の住所
〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180
貴船神社の参拝時間
6:00~20:00 (5月1日~11月30日)
6:00~18:00 (12月1日~4月30日)
授与所受付時間 9:00~17:00
貴船神社へのアクセス
・京阪電鉄、叡山電鉄 「出町柳」より叡山電鉄で貴船口まで 貴船口より京都バス33系統で5分「貴船」で下車徒歩5分
・地下鉄「国際会館」より京都バス52系統にて「貴船口」下車 貴船口より京都バス33系統で5分「貴船」で下車徒歩5分
>>行き 京都バス33系統貴船口時刻表
>>帰り 京都バス33系統貴船時刻表
貴船神社の駐車場
本宮10台 奥宮15台
付近に駐車場はほとんどありません
(本文参照ください)
>>スマホで予約できる格安コインパーキング特集ページ
地図
貴船神社の公式サイト

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