八坂庚申堂にはどんな御利益が?
ご本尊 | 青面金剛 |
脇待 |
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ご利益としては、タレコ封じ(下のお世話にならない)のほか、子宝恵授、恋愛成就などがあります。
八坂庚申堂は清水寺近くの八坂の塔の麓にあります。
八坂庚申堂の正式名称は「大黒山延命院金剛寺」で960年に建立された1000年以上続く寺です。
また、大阪市天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存せず)とともに日本三庚申の一つに数えられています。
庚申とは庚の年の申の日を意味し、この日に人間の体の中にいる「三尸(さんし)の虫」がカラダを抜け出し、天帝にその人間の悪行を告げ口に行くとと言われてました。
三尸の虫は寝ている間にしかカラダを抜け出せないので、庚申の日には「庚申待ち」といって徹夜をする風習がありました。
ご本尊の青面金剛は三尸の虫食べてしまうということを知ってからはもう徹夜はせずに青面金剛を拝むようになったそうです。
くくり猿を奉納して願いを叶えよう
「くくり猿」とは、手足をくくられて身動きできない状態を表しています。
これは猿のように人間の心(欲望)は動き回るので、くくり猿のように自分の心をコントロールしましょうということが象徴されています。
願いを叶えようと努力しているのに、心が動いたり、乱れたりして集中できなくなり、努力が妨げられるのを防ぐため、庚申さんに心をコントロールしてもらうのです。
くくり猿に願いを託す。しかしそれを叶えるにはひとつ条件があります。
それは「欲を一つ我慢すること!」です。
欲を我慢するということは、心をコントロールするということ。
こんなシールを授かることもできるので、欲の対象にシールを貼って、我慢してみましょう。
「縁結び(2猿)」または「ご縁(5猿)」のお守りもいただきて帰りましょう。
八坂庚申堂の縁結びワンポイントアドバイス
八坂庚申堂では、入ってすぐの「なで仏(賓頭盧尊者 びんづるそんじゃ)」のお堂ばかりに目をとられてしまいますが、
三尸の虫を食ってくれるのは、本尊の青面金剛なので、まずは正面奥の本堂を拝みましょう。
八坂庚申堂はインスタ映えするパワースポットですが、お堂が北向きに建っているため、日中写真を撮るときには逆光となります。
おすすめはの写真スポットは社務所の前です。
清水エリアは意外と坂が多いところです。
多くの方がレンタル着物で散策されてますが、慣れない草履下駄には要注意です。
時間の余裕をもって、ゆっくりと歩きましょう。
八坂庚申堂の住所
〒605-0828 京都府京都市東山区金園町390−1
八坂庚申堂の参拝時間
9:00~17:00
八坂庚申堂へのアクセス
・JR京都駅から100番、106番、110番、86番、206番で清水道バス停下車 徒歩5分
・京阪電車 祇園四条駅または清水五条駅から徒歩20分
駐車場
なし
地図
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